静電気とは
物体は電気的にみるとプラスとマイナスの電気配列で成り立っています。この電気配列が摩擦などの運動によりバランスが崩れ、電気的に極性が一方に片寄る事を“帯電する”といいます。

静電気は摩擦する物体によって“マイナス帯電”か“プラス帯電”のどちらかになります。これを表にしたのが帯電列といいます。

帯電列上で近い位置にある物同士で接触・摩擦した場合は比較的帯電量が少なく、遠くなると帯電量も大きくなります。
※ 上記の表は「静電気安全指針2007」より
では静電気はどのようにして発生するのでしょうか。静電気の発生原因にはいろいろありますがその主なものは摩擦や剥離によって起こります。では、その帯電の種類を紹介します。

 @ 摩擦帯電・・物体が摩擦しあうことにより起きた帯電。
 A 剥離帯電・・接触しているものを剥がすことにより起きた帯電。
 B 接触帯電・・二種類の物質が接触した時に起きた帯電。
 C 流動帯電・・ガス、液体、粉体のパイプ輸送あるいは、パイプ出口の噴出により起きた帯電。
 D 誘導帯電・・静電気を帯びている物質が近づくと起きる静電誘導による帯電。
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